Google Apps ScriptとLINEボットで翻訳アプリ作成 – GASによる翻訳アプリの作成 – 

GASとLINEボットで翻訳アプリ プログラム

Google Apps Script(GAS)のLanguageAppを利用して、英語と日本語の双方向の翻訳をするLINEボットをプログラミングをしていきます。

GoogleのOCR技術を利用して、テキストだけではなく、画像内の文字列に対しても、翻訳をかけていきます。

このプログラムで出来る事

下の図の様に、LINEによる翻訳機が作成できます。

このアプリを利用すれば、英語でのちょっとした言い回しがわからない、英語の書籍の翻訳をしたいなどと言った場合に、ブラウザを立ち上げてGoogle翻訳などのWebサイトを立ち上げたりする手間や、パソコンなどで打ち直しをする手間を省略することが出来ます。

我が家ではこれを作成したことで、中学生の息子が電子辞書を使わなくなりました。(良くも悪くもありますが。。)

具体的な手順(3つの手順で10~30分程度)

大きくは以下の3つです。

  1. OCR画像一時保存用フォルダの作成
  2. LINE Developerアカウントの作成とGoogle Apps Scriptソースの貼り付け
  3. DriveAPIのサービス追加、及び、APIの有効化

LINE Developerアカウントの作成ができていれば作業としては10分もかからないものです。尚、Googleアカウント(Gmailなどを利用する為のアカウント)は予め作成されているものとします。

OCR画像一時保存用フォルダの作成

ブラウザからGoogleDrive(https://drive.google.com/drive/)へ移動し、任意のフォルダを作成します。

 手順:新規ボタン → フォルダ

この時、作成したフォルダのフォルダID(※)は後ほど利用する為、メモ帳にでも保持しておいてください。

(※)フォルダを開いたときにURLバーに表示される以下の部分。
   https://drive.google.com/drive/folders/[フォルダID]

LINE Developerアカウントの作成とGoogle Apps Scriptソースの貼り付け

LINE Developerアカウントの作成について

作成方法を説明した動画がありますので、そちらを参照してください。

Google Apps Script(GAS)ソースの貼り付けについて

上記の動画内で最後に張り付けるソースコードを以下に差し替えてください。(ソースコード内に、コメントを記載したため、解説は割愛します。)

差し替え後、1.で保持しておいたフォルダIDをソースコード内の[フォルダID]の部分に貼り付けます。また、動画の内容に従って、[LINE Message API アクセストークン]の部分も修正します。

DriveAPIのサービス追加、及び、APIの有効化

Google Apps Scriptの画面で、サービスにDriveAPIを追加します。

 手順:サービス → DriveAPI選択 → 追加

追加したDriveAPIをGoogle Cloud PlatForm(https://console.cloud.google.com/)上で有効化します。

 手順:サイドメニュー → APIとサービス → APIとサービスの有効化 → DriveAPIを検索 → Google Drive API を有効化

終わりに

すべての手順が終わったら、Google Apps Script上で「デプロイ」をし、デプロイ時に作成されたURLを LINE Developers – Messaging API設定 – Webhook設定 のURLに貼り付けます。
貼り付ける場所がわからない場合は、動画内の該当箇所の説明を参照してください。

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