FFMPEGをダウンロードしてWindowsマシンに導入する方法

FFMPEGをダウンロードしてWindowsマシンに導入する方法 プログラム

FFMPEGをダウンロードしてWindowsマシンに導入していきます。ダウンロード時間を除けば5分程度の内容です。

導入に難しいインストールは必要ありません。実行ファイルをマシン上に配置するだけです。

FFMPEGについて

(知っている人は読み飛ばしてください。)

エフエフエムペグと読みます。CUI(※)で動き、無料です。

オーディオとビデオを記録、変換、ストリーミングするための完全なクロスプラットフォームソリューション。

(ホームページの説明文をGoogle翻訳。)

簡単に言うと、動画や音声を編集できるツールです。

(※)キャラクタユーザインタフェース (character user interface, CUI)の略。CUIとは、コンピュータやソフトウェアが利用者に情報を提示したり操作を受け付けたりする方法(UI:ユーザーインターフェース)の類型の一つで、すべてのやり取りを文字によって行う方式。対義語はGUI(Graphical User Interfaceの略)。

FFMPEGのダウンロード

手順は簡単で、ダウンロードを示すリンクを3回程度クリックするだけです。

公式ホームページにアクセスし、ダウンロードボタンをクリックします。

FFmpegホームページ

Windowsのマークにカーソルを合わせると表示される「Windows Build By zeranoe」のリンクをクリックします。

FFmpegダウンロード_OSの選択

「Version」で下の選択肢を選択し(※)、「Downloads Build」をクリックします。

FFmpeg_ダウンロードバージョンの選択

(※)

項目説明
Version上・・・最新リリース版
下・・・正式リリース版(安定稼働版)
ArchitectureWindows の64ビット版か32ビット版、masOSの64ビット版かを選択。
LinkingStatic・・・The recommened default build. No dll or dylib files.(推奨されるデフォルトのビルド。 DLLまたはdylibファイルはありません。)
Shared・・・Executables that depend on the included dll or dylib files.(含まれているdllまたはdylibファイルに依存する実行可能ファイル。)
Dev・・・Headers and def files for Windows builds.(Windowsビルド用のヘッダーとdefファイル。)
FFmpeg_ダウンロードファイル

ダウンロードが終われば後は導入のみです。

FFMPEGの導入

最初にも書きましたが、インストールは必要ありません。

ダウンロードしたzipファイル(※)を展開し、任意のフォルダに配置するだけです。

(※)記事執筆時点のファイル名:ffmpeg-4.2.2-win64-static.zip

尚、実行ファイルはbinフォルダ内にあるffmpeg.exeです。

ffmpeg.exeの場所

導入は以上です。

ロスジェネ太郎
ロスジェネ太郎

簡単ですね。

以降は、念のため、稼働確認の手順を記載します。

FFMPEGの稼働確認手順

(以降はC:\ffmpeg-4.2.2-win64-staticに導入した前提で記載します。)

1.コマンドプロンプトを立ち上げ(※)、「cd C:\ffmpeg-4.2.2-win64-static\bin」を入力し、ffmpeg.exeが存在しているフォルダに移動します。

2.「ffmpeg -version」を入力します。

3.FFMPEGのバージョン情報が出力されれば、稼働確認は終了です。

FFmpegのバージョン確認

(※)キーボードのWindowsマーク+Rで「ファイル名を指定して実行」に”cmd”と入力。

参考)動画形式の変換例(ビデオカメラで撮影したmtsファイルをtwitterにあげられる形式に変換する。)

次のコマンドで作成します。

(前提:コマンド実行前に[元のファイル名].MTSを C:\ffmpeg-4.2.2-win64-static\bin に配置してください。)

このコマンドでは、次の事を行っています。

内容コマンド
1.MTSファイルをmp4ファイルへ変換。-i [元のファイル名].MTS [作成するファイル名].mp4
2.FPSレートを30に変更。-r 30
3.画面サイズを1920×1200に変更。-s 1920×1200
4.アスペクト比を2:1に変更。-c copy -aspect 2:1
FFmpegのコマンド実行サンプル

実行後、 C:\ffmpeg-4.2.2-win64-static\bin 以下に[作成するファイル名].mp4が作成されます。

コマンドは、記事作成時点のTwitterの動画アップロード基準に則って作成しています。(※)

拡張子:mp4
最小解像度:32 x 32
最大解像度:1920 x 1200(および1200 x 1900)
アスペクト比:1:2.39-2.39:1範囲(両端を含む)
最大フレームレート:40 fps
最大ビットレート:25 Mbps

抜粋元:Webにアップロードできるビデオ解像度とアスペクト比の制限

(※)ビデオの最大長:2分20秒、最大ファイルサイズ:512MBの制御を除きます。それぞれを行いたい場合、以下を実行します。

<長さを調整>

<サイズの節約>

その他のFFMPEGの活用例

以下の記事を参照。

動画の撮影や、結合、分割、字幕追加、モザイク(画像の張り付け)、音楽と動画の合成などの例です。

FPSレートの調整、分割画面の作成、容量節約、スレッド数指定、音声の抜き出し、音声合成、サイズ変更、傾き変更の例です。

他のプログラム言語(python)と組み合わせた活用事例

画像と音声ファイルを結合させるFFMPEGのコマンドをpython内から呼び出して、動画ファイルを作成する事例です。

複数の動画ファイルを一つに結合するFFMPEGのコマンドをpython内から実行する事例です。

おわりに

FFMPEGをダウンロードしてWindowsマシンに導入する方法を纏めました。

ロスジェネ太郎
ロスジェネ太郎

FFMPEGの導入には、面倒なインストールが必要ない為、手軽に採用が出来るのが良いですね。

また、CUIの為、比較的動作が軽いのがいいところですね。

コメント

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